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諏訪子の話(上)

前に行ってた諏訪子の話が少しできたのでのっける事にします。
まぁ今回の話ではオリジナルキャラが一人出ています。
理由はそうしないと話が出来なかったからです。
私の力不足です。
あとはまだ題名が決まってないのと、
毎度のことながら誤字・脱字があるかもしれないって事ですね。


もしそれでも読んで下さる方がいるのであればそのままお進みください。















守矢神社の縁側で一人可愛い寝息を立てて寝ている少女が居た。
その少女の近くにはトレードマークの帽子がちょこんと置かれている。
「あらあら、諏訪子様ったら」
 そう言って薄い毛布を洩矢 諏訪子(もりや すわこ)にかけた東風谷 早苗(こちや さなえ)が隣に座る。
 そしてそっと諏訪子の頭を持ち上げて自分の膝に乗せてそっと頭を撫でる。
「お、膝枕か。 いいね~」
 早苗の後ろから大きなしめ縄を背中に付けた八坂 神奈子(やさか かなこ)が現れた。
 それを見て早苗は嫌そうな顔をして神奈子に話かける。
「もう神奈子様、家ではしめ縄外して下さいって何回言えば良いんですか?」
「今外から帰って来たんだから仕方ないだろ」
 そう言ってぶつくさとしめ縄を外すと諏訪子を挟むように早苗と反対側にあぐらをかいて座る。
「う~ん、さにゃえ~ むにゃ、むにゃ」
「ふふ、可愛いな」
 寝言を聞いて神奈子は諏訪子のほっぺを突きながら笑う。
 そんな神奈子の姿を見てふと早苗はある事を思い出し神奈子に聞こうとしたが、それを聞く事を早苗は拒み少し困った顔をする。
「うん? どうした早苗?」
 そんな顔をすぐに見抜いた神奈子は優しげに問い掛けて来た。
 早苗は困った顔をして悩んだが神奈子の優しそうな顔を見て聞く決意をし、口を開く。
「神奈子様は元は諏訪子様の敵だったのでしょ?」
「あぁ、そうだよ」
 ほっぺを突きながら答える神奈子。
「でも何で今はこんなに仲良くしてるんですか?」
 その言葉に神奈子の手が止まる。
 その動きを見て早苗は眉間にシワを寄せ、「やってしまった」と心の中で思う。
「えっとやっぱり可愛かったからですか?」
「可愛かったからだ?!」
 突然、早苗の方を向き神奈子が口を開いた。
「え、違うんですか?」
「違う、違う。昔のコイツは可愛いってキャラじゃなかったよ」
 右手を左右に振り否定をした神奈子。
「一応コイツも洩矢の王国を築くほどの神ですっごく嫌な奴だったんだよ」
 そう言って神奈子は早苗に昔話をし始めた。
 …………
 ………
 ……
 池の中央に小さな祠があった。
 人々はそれを毎日拝んでは豊作や健康などを祈った。
 そんな小さな祠の上、そこに諏訪子は人々を見下す様に見ていた。
「ふん、『ミシャグジ様』を束ねる神だからって変な事まで願わないで欲しいわ」
 諏訪子は『ミシャグジ様』を束ねていた神だった。
 生誕、農作、軍事、様々な事柄の祟り神であり、蔑ろにするとたちどころに神罰が下るという恐怖の神、それが『ミシャグジ様』。
その神をコントロールできたのが諏訪子だけであった。
その為、彼女への信仰心は凄まじく、神であると同時に一国の王として王国を築いていた。
 人々には見えない存在、けれど人々を支配していた諏訪子。
 最初は優しく、何処にでも居る神だった諏訪子。
 けれど今は違っていた。
 少し態度の悪い者がいたら罰を与える、すると人々は口を開くたびに「ミシャグジ様の祟りだ」など叫び、諏訪子を拝みに来る。
 それを見ていて諏訪子は腹を抱えて笑う。
 人々の異常なまでの信仰心が諏訪子を変えてしまった。
 今では人は諏訪子にとって退屈しのぎの道具に過ぎなかった。
「ねぇ、お母さん。あそこに変な子がいるよ」
 諏訪子は笑うのをやめる。
「? 何言ってるのこの子は」
 祠に必死に拝む人々の中。
 諏訪子を指差しながら一人の少女が母に言ってるのを見つけた、5、6歳の少女の事をじっと見つめる諏訪子。
 そしてゆっくりと口を開いた。
「お前、私の事が見えるのか?」
「うん、お姉ちゃんは何でそんな所に居るの?」
 一人で平然と喋る少女に周りの人々はどよめき始める。
 諏訪子はそれを見て不気味に笑う、そして少女を指差しながらこう言った。
「お前、私に向かって「変な子」と言ったな。その事を後悔させてやる」
「こら、何言ってるの」
 突然、母親だと思われる女性が少女を抱えて怒る。
「だってあそこのお姉ちゃんが」
「あそこには神様を祀った祠しかないでしょう」
 慌てる母親、すると周りに居た者たちがボソボソと何かを言い始める。
「祟りじゃ」
「化け物だ」
 人々の視線が徐々に冷たくなって行く、すると母親の顔から次第に血の気が引いていく。
 それを見て諏訪子は可笑しくて仕方なかった。
 すると母親は少女を連れてその場から駈け出した。
 けれどそれを追う者は居なく、また祠に向かって祈り始める。
 諏訪子は大きな声で少女に聞こえる様に喋る。
「明日お前に罰を与えてやる。私を馬鹿にした報いを受けると良いさ」
 楽しそうに不気味に笑う諏訪子、けれどその姿は誰も気づく事は無かった。
 …………
 ………
 ……
 次の日。
 あの時の少女が高熱を出した。
 母親は慌てて医者に見せるもお手上げの状態だった。
 昨日まで元気に遊んでいた少女、人々は祟りだと言って恐れはじめた。
 諏訪子はそれを見てすっきりした気持ちになっていた。
 自分を馬鹿にした少女が苦しんでいるから、人々が恐れて自分を拝みに来るから、まさに諏訪子の思うがままだった。
 そんな日の夜。
 機嫌の良い諏訪子はそろそろ少女の罰を解こうとした時だった。
 人影が夜道にも関わらず提灯も持たずに池に近づいて来る。
 諏訪子はじっと目をこらし、歩いて来る人影を見る。
 次第に月明かりが人影を照らす。
 人影は少女の母親だった。
『なんだ、あの子の親か』
 興味を失った諏訪子は呆れた顔をした。
 母親は池のふちに着くとゆっくりと座って祠を見て拝み始める。
「どうかあの子の呪いを解いて下さい」
 次第に母親の声がかすれ始め、目からは涙がこぼれ始める。
 諏訪子はそれを見て楽しくてしかたがなかった。
 けれど次の言葉を聞いて諏訪子の中からその感情が消え去った。
「私は死んでもかまいませんから、どうか、あの子だけは」
 そう言うと母親は池の中に入って来る。
「え、え」
 慌てる諏訪子。
 けれどその姿を母親が見る事は無い。
 徐々に深くなっていく池、母親はそんな事お構いなしにドンドン歩いて来る。
「ちょっと冗談はやめなさいよ、神の私を脅しても無駄よ」
 諏訪子は必死に母親に問い掛ける。
 けれど母親の耳には諏訪子の声は聞こえない。
 いつの間にか水位は母親の肩まで来ていた。
 そしてそこでやっと足を止めた母親はそっと沈んでいた右手を水面高く持ち上げる。
 すると月の光に照らされて何かが輝く。
 諏訪子は落ち着きながら目をこらしてそれを見る。
 それは長い刃物だった。
 目を丸くして諏訪子は驚く。
「どうか、あの子だけは救って下さい」
 母親は必死にそう言う。
「分かった、もう大丈夫だから、やめなさいよ」
 必死に止めようとする諏訪子だったが彼女の声は母親に届く事はない。
 母親は決意をきめ、持っていた刃物を自分の胸に振り下ろす。
 目をかたくつぶる諏訪子。

 ザク

 けれどその耳に鈍い音が届く。
 ゆっくりと目を開ける諏訪子。
 その視界には徐々に赤くなっていく水が映った。
 そして少女の母親は前のめりに倒れ、水面に浮かび徐々に沈んでいく。
 諏訪子はそんな彼女をただじっと見ている事しか出来なかった。
 自分の心の中に何かモヤモヤした感覚を感じながら。
 …………
 ………
 ……
 次の日。
 彼女の高熱は消え、元気になっていた。
 少女は布団から起き辺りを見渡す。
 そこにはいつも優しい笑顔を向けてくれる母親は居なかった。
 少女は母親を探しながら辺りを彷徨う。
 彷徨いながら歩く少女を人々は避ける。
「祟りが移る」「呪いが移る」などと言って避ける人々の口からある事が彼女の耳に入る。
「母親も祟りで死んだんでしょ?」
「そうそう、池に浮かんでいたらしいわ」
 それを聞いて彼女の足が止まる。
 絶望と悲しみが彼女を襲う。
 父が死に、女一人で育ててくれた母親が居なくなった事を知り、歩く目的を失った少女。
 そんな少女に小石が飛んでくる。
「出て行け、祟りが俺にも移るだろうが」
 同じくらいの少年がそう言いながら投げつける。
 何も言わずに少女は少年を見た、すると少年は小石を投げるのをやめて何処かに駈け出して行った。
 目的を無くした少女は途方にくれながら歩き始めた。
 泣きながら、歩き続ける少女。
「おい」
 突然、少女を引きとめる声が耳に届く。
 少女は泣いていたのをやめて必死に涙を拭い辺りを見渡す。
 そこは昨日母と来ていた祠がある池だった。
その祠の上には昨日見た神様が座っていた。
「私は諏訪子、神様だ」
「神様」
 すると彼女はまた泣き始める。
 諏訪子は慌てて少女に駆け寄る。
「ねぇ神様、何でお母さんを連れて行ったの」
「え」
 少女の問い掛けに口をつむる諏訪子。
 けれど少女の問い掛けは続く。
「ねぇ、答えてよ神様。昨日言ってた罰ってこの事なの?」
「…………そうだ」
 諏訪子は眉間にシワを寄せて少女に向かって言った。
「どうして、なんでお母さんなの?」
「運命だったから」
 ある事無い事を言う諏訪子。
「彼女は昨日死ぬ運命だったから私は貴方に忠告したの」
 諏訪子は必死に少女を慰めようとする。
「罰と言って貴方に忠告したのよ、不幸な事がこれから起こるって」
 自分でもいい加減な事を言ってると諏訪子には分かっていた、けれど少女を慰めないといけないと諏訪子は何となく感じていた。
「かみさまぁぁぁぁ」
 そう言って抱きついて来る少女を諏訪子は優しく抱きしめた。
 そしてゆっくりと頭を撫でる諏訪子の胸の中で少女は泣き始めた。
 今は人気の無い池のほとりで少女は泣き続けた。
「ねぇ、貴方の名前は?」
 諏訪子は優しく少女に問い掛ける。
 少女は鼻水をすすりながら諏訪子の問いに答える。
「東風谷 鈴(こちや すず)」
 弱々しく口を開く鈴に諏訪子は優しく話し始めた。
「今日から私と一緒に暮らしなさい、近くに誰も居ない小屋があるからそこで一緒に暮らしましょ」
「……………うん」
 少女の頷いた姿を見て、モヤモヤと諏訪子の中にあった後悔の気持が少し晴れた気がした。
 …………
 ………
 ……



以上。
今出来てる話はここまで、
この後の展開も決めてるのですがまだ文にしてないだけです。
さてと上で言いましたがオリジナルキャラとは「東風谷 鈴」の事です。
彼女を登場させないと上手く話が出来なかったです。
御免なさい。
今後彼女がどうなって行くかはまた次回の話でって事で、
楽しみにしながら待っててくれると嬉しいかな^^;

ではでは、皆さん、ごきげんよう
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会計 キリュウ

Author:会計 キリュウ
会計 キリュウ ・・・絵描き&コスプレーヤー&売り子
一言:頑張れ自分
   目指せ画力アップ
   そのために描きまくれ!!!!
   イベントは東方関係出まくってます^^ 

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