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七つの紅い物語 第四幕

今日は【七つの紅い物語】の「美鈴」が登場する話を少し紹介しよう。
まぁ大体の人は観ずいてるかな?
って言ってもこっそりあげてる話を全部読んでる人だったら分ると思いますが、今回の本は全て紅魔郷に登場しているキャラがほとんど主人公級の配役で出ているんですよね。
まぁこのぐらいだったらネタばれにならないよねって範囲で公開します。
だけどもうのっけないよ。
今回の話を含めて後二話で完成するので今回の日記を最後に【七つの紅い物語】の内容日記は封印だぜ☆
今回の話や、以前あげていた小説がどう漫画化されているのか。
そしてどんな結末が待っているのかは完成品を買ってみて読んで下さると嬉しいかな。
って言ってもまだ製作費がいくらかかるか分らないから夏コミで完成するか分らないし。
受かるかも分らないしwwww。
まぁ完成したら日記にでも書いて報告します
ではでは、そろそろ本編へ入りましょうか
皆様ごゆるりとお読みください。













第四幕 
 
 門の前でいつも一人でただ立ち尽くす彼女。
 彼女の名前は紅 美鈴(ほん めいりん)。
 暑い夏の日も、寒い冬の日も、紅魔館の門を守り続ける彼女。
 けれどいつも白黒の魔法使いや、新聞記者の天狗の侵入を防ぐ事の出来ない彼女。
 そしていつもメイド長には怒られる日々。
 けれど彼女はそれも生活の一つだった。
 怒られても苦には感じなかった。
 逆に幸せでもあった。
「こら、美鈴」
 彼女の背後からメイド長の声が聞こえる。
「あ、咲夜さん」
 元気良く振り返る彼女。
「あ、咲夜さんじゃないわよ。また魔理沙の侵入を防げなかったみたいね」
 睨みつけながらメイド長が怒る。
 彼女は申し訳なさそうに謝るしか出来ない。
「ごめんなさい」
「ごめんじゃないわよ、謝ってすむなら門番なんて要らないわよ」
 そう言ってメイド長は彼女に背を向け去って行く。
 そのまま去ると思いきやメイド長は足を止め彼女の方を見る。
「こら、美鈴。さっさと付いて来なさい」
 メイド長の言葉に彼女は目を丸くるす。
 何を言ってるのか理解できなかった。
「はぁ、あの~なんですか?」
 訳も分からず彼女はメイド長の居る所までかけ足で向かう。
 彼女が追いつくメイド長は歩き始めた。
 そしてハッキリと透き通った声で喋る。
「頭が回っていない、もしくはお腹が減ってるから侵入者に気付かないのよ、今から料理作ってあげるわ」
「有難う御座います、咲夜さん」
 彼女はそれを聞くと精一杯の笑顔で返事をした
「返事だけは元気ね」
 メイド長は呆れながら彼女に微笑んだ。
厳しい中にあるメイド長の優しさは彼女にはとても嬉しいものだった。
『咲夜さんの為にも頑張らなきゃ』
 彼女は共に歩くメイド長の顔を見ながらそう思った。
 …………
 ………
 ……
「…………りん」
「うへへ、しゃくやさ~ん」
 ヨダレを垂らしながら門の壁に寄り掛かる美鈴。
「お………よ……りん」
 その横で必死に美鈴を起こそうとする者が居た。
 美鈴の身体を揺さぶりながら大きな声で名前を叫ぶ。
「起きてよ、美鈴!!!」
「もう、おにゃか一杯ですぅ~」
 けれど美鈴の目が開く事は無い。
 彼女は頬を大きく膨らませて地面に置いていた氷を掴む。
 その氷の中には何故か蛙が入っていた。
 そしてその氷を思いっきり美鈴の頭にぶつける。
「起きてってば」
 ガン
 大きな音と共に氷が砕ける。
「?!?!?!?!?!」
 頭を押さえながらその場にうずくまる美鈴。
何が起きたのか分からないのか、ただただ目をパチクリさせ辺りを見渡す。
「あ~やっと起きた」
 チルノは美鈴が起きたのを確認するとそう言いながら抱き付く。
「あぁ、チルノちゃんか」
「もう、ちゃん付けはやめてよ」
 頬を膨らませながら怒るチルノ。
 美鈴は抱き付いてるチルノを掴むと肩車の体勢まで持って行き立ち上がる。
 するとチルノは怒っていた事を忘れ笑い始める。
「あはは、美鈴たっか~い」
「で、何しに来たの?」
 美鈴は優しくそう話かけた。
「…………」
 すぐに返事が返って来ると思ったが返事が無い。
「う~ん」
 チルノはそう言いながら腕を組みながら考えていた。
 そして悩んだ結果やっと口を開いた。
「忘れた」
「ありゃ」
 チルノの返事に美鈴は肩を落とす。
 すると肩車をしていたチルノも慌てる。
「あわわわ、落ちる、落ちる」
 美鈴の帽子を掴みながら落ちない様に必死になるチルノ。
 それに気付いた美鈴はすぐに体勢を整えた。
「あぁ、御免ね」
「もう危ないじゃないか」
『あ、怒っちゃったかな?』
 美鈴はそう思いながら不安になった。
「そうだ、いつもやってる変な踊り教えてよ」
 チルノは何かを思い出したのか楽しそうに喋る。
 安堵のため息をつく美鈴。
「変な踊りって何よ、太極拳って立派な名前があるんだから」
「へ~そうなんだ」
 ゆっくりとチルノを下ろす為に膝を地面に付け、チルノに話かける美鈴。
 そしてチルノが降りるのを見て膝についた土を落とす。
 チルノはワクワクしながら美鈴を見る。
「じゃあこの美鈴先生が太極拳の動きを教えてあげましょ」
 胸を張り威張りながら喋る美鈴。
 するとチルノは大きな声で返事をした。
「はい!!!」
 …………
 ………
 ……
 彼女には妹みたいに可愛がっている少女が居た。
 彼女と違い妖精の少女。
 妖怪と妖精。
 元気で可愛い、少し頭の悪い少女。
 普通の妖精なら紅魔館に近寄るものなんてそうそう居ない。
 けれど彼女は違った。
「う~ん、なかなか難しい」
 少女は彼女に早速教わった太極拳の動きを真似する。
「そんなに難しくないけどな~」
 彼女はそう言ってもう一度ゆっくりと少女に見せる。
 すると少女もすぐに動きを真似する。
「そうそう、出来たじゃない」
「ふん、あたい最強だからこんな動きすぐ出来るんだい」
 そう言って威張る少女。
 それを見て彼女は少し意地悪をする。
「ならもう一度、一人でやって見てよ」
 それを聞いて少女は強く胸を叩いた。
「ふん、任せなさい」
 そして先ほど出来た動きをする。
「・・・・あ、あれ?」
 なぜかまた出来なくなっている少女。
 すると少女は動きを止める視線を落とす。
「?」
 彼女は首を傾げ少女の顔を覗く。
 少女はスカートを掴み泣きそうな顔をしていた。
「あわわわ、ほらもう一回やるから泣かないでよ」
 彼女はそう慌てながら言う。
 少女は顔をあげ目をこする。
「へへへ、騙されてんの」
 そう言って満面の笑みを見せた。
 それを見て彼女は呆れながら笑う。
 彼女にとっては家族の様な少女。
 少女と過ごす時間が彼女にとって楽しい時間だった。
 掛け替えの無い時間。
「美鈴、私と居て楽しい?」
 突然少女の口が開く。
「うん、楽しいよ」
 彼女はそう即答して笑う。
 すると少女も笑う。
 そして彼女に向かって抱き付く。
「有難う、大好きだよ美鈴」
「あはは、有難うチルノ」
 誰にも邪魔されない彼女と少女の時間。
 彼女はその時間を体いっぱいに感じていた。
 …………
 ………
 ……



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Author:会計 キリュウ
会計 キリュウ ・・・絵描き&コスプレーヤー&売り子
一言:頑張れ自分
   目指せ画力アップ
   そのために描きまくれ!!!!
   イベントは東方関係出まくってます^^ 

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